はい、お墓を生前に建ててもかまいません。
生前にお墓を建てる事を寿陵といいます。
これは、生前にお墓を建てることは非常に徳があり、
長寿になると言われています。
と、ここまではどこの墓石店や石材店でも言っていると思いますが・・・
私は生前にお墓を建てることには、絶対に反対です。
え、何故?と思うかもしれませんが、こんな寿陵なんてものは、
墓石店がお墓の需要を掘り起こして、必要でもない人に
お墓を買わせる為に言っている戯れ事だ!!
ちょっとキツイ言い方になってしまいましたが、
私は心からそう思います。
理由は、生前に建てたお墓を墓地で見かけると、
大抵は荒れているからです。
まだ仏も無いのにお墓を建ててしまったので、
お墓に対して愛着が無く、お墓参りに来ません。
その結果どうなるかと言えば、お墓に使われた石材は
手入れをしないものですから、ドンドン劣化してゆきます。
さらに、墓地が広い場合は雑草が伸び放題に伸びて、
ひどいときには墓地の中をお墓まで歩いてゆけないほどにくさが伸びて、
墓石が見えないほど隠れてしまっているときがあります。
このように物理的にも、生前にお墓をつくってしまうと、
好くないことだらけです。
さらに、モット良くないと思うのは、お墓を自分で用意したがために、
残された家族の”供養したい”という気持ちを蔑ろにしてしまうからです。
自分が亡くなった後、御子息を含め家族みんなで供養してゆくのです。
私の経験でもそうですし、様々な方のお墓を通しての成長を目の当たりにして思うことは、
”お墓を建てる”ということにより、残された家族が一層の絆を深め、
お世継ぎにおいてはその自覚が芽生えます。
お葬儀の喪主はあっという間に終わってしまって、
自覚、成長というものの、真の理解にはいたりません。
そこでお墓を建てる、という行為により、これから自分達が中心となって、
故人を供養してこの家を盛り上げて行くのだ、という自覚が芽生えます。
だから、お墓を生前に自分自身で建てるのは良くないです。
『自分の跡目はしっかりしていないし、供養してくれるかどうか分からない。』
というのであれば、それはあなたの教育が足りないのです。
むしろ、自分達が死んだ後でも、しっかりと供養してもらえる関係を築き、
一人前の大人にするのが親の役目じゃありませんか?
少々説教くさくなってしまいましたが、
私は生前にお墓を建てることには反対です。
もしそれが、自分の仕事が無くなる事になっても
それはそれで良いと思います。
私の仕事はお墓を建てることではありません。
故人、ご先祖様を供養することのお手伝いが私の仕事です。
※新屋の方が自分の親、先祖のためにお墓を建てることは、
良いことだと思うので反対はいたしません。
※それでも、生前に自分のお墓を建てたいという方は、ぜひご連絡ください。
絶対に止めたくなる秘密をお伝えいたします。