ここでのお話は
石屋は絶対話さない『お墓の本当の価格』です。
先日お会いして、お墓の購入を決めていただいた方から
こんなお話を頂きました。
『何件も石屋を回ったけど、 皆それぞれ表示方法や、
同じ石でも価格が違うので、 結局分かりにくい。』
なるほど・・・・
確かにお墓には、業界で統一された価格のルールや、
表示方法の決まりはありません。
石の名前にしても、
各石屋さんがそれぞれ好きな名前をつけています。
特に、国内で採石されている石の場合は、
採れる産地の名前が、
そのまま石の名前になることが多いですが、
外国の石材になると、
輸入されるときの品番で『654-A』とか
『K-12』『614』なんていう風になっています。
さすがにそのままでは味気ないので、
自分のお店でも名前をつけていますが、
思いつきや、石のイメージなどから、
勝手につけています。
例えば・・・
『カスミソウ』『サクラ』などのお花の名前にしたり、
『清流石』『賢光石』などの漢字3文字で最後が石になったり、
『スタンダード』『コンチェルンⅡ』などの意味不明なものまで、色々あります。
しかし、日本全国それが現状です。
だから、同じ石でも隣の石屋さんとは
商品名が違う、ということも良くあります。
さらに、価格についても同じです。
皆が勝手につけています。
では実際の、お墓購入時に必要となってくるのは、
どんなものでしょう?
お墓の価格を分解してみましょう。
まずは石材、というかお墓そのもののですね。
それとお墓の工事費用。
実際に墓地で工事する石工の賃金などですね。
工事費の中に含まれる場合もありますが、
骨材としてのセメントや、砂などの費用。
それにボンドや耐震用の金具や補強材など。
それと、お墓本体に含まれている場合も
あるとは思いますが、文字彫刻費用。
正面の文字、建之者、建年号、法名・戒名や
家紋、花立に彫る蓮の花などです。
お墓の大きさや、お墓に彫る人数で
価格が変わってきますよね。
普通は・・・
それと、お花立の中に入るステンレス製の金具、
線香立、ローソク立も今は金具が多いですね。
これで、最低限お墓として建てることが
出来るかと思います。
他に必要なものといえば・・・・
地下に埋める納骨用カロート、
墓石の工事費に含まれる場合もありますが、
基礎工事費用。
それに外柵をつくるときは、
外柵の石材代、工事費など。
外柵の空いたスペースに撒く砂利や那智石など、
他にも塔婆立や物置の石を置くときは、
その代金が要りますよね。
まだまだありますよ。
墓地管理者に提出する書類の作成、
製図や、設計代など、
そのほか良く分かりませんが諸経費なるもの。
他にも石屋さんによっては納骨代や、
お供物代をもらう人も知っています。
まあ、上げればモット出てくるとは思いますが、
こんな感じでお墓を建てる際には、
結構いろんなお金がいるということです。
ただ、この項目一つ一つは業界で
決まりがありませんので、
各店の自由になっています。
ですので、合計金額や、
表示価格から追加でどの程度のお金がいるのか、
などをよく聞いて、総額でどのくらいになるのかを、
石屋さんに聞いたほうが良いと思います。
さらに付け加えるのならば、
お墓の工事1つみても各お店違います。
今ではほとんどみられなくなりましたが、
お墓を建てる前に基礎を打たずに工事する石材店もありました。
また、石材の結合もセメントで行なっている石材店も
信じられないですが、未だにあります。
耐震・免震の補強工事も、石材店ごとに違います。
石材結合の金具もステンレス製のものから、
スチール製があり、アルミ製は無いと思いますが、
スチールは間違いなく錆びやすいです。
見えない部分ですが、大きな違いが生まれます。
また、基礎などのセメントにしても、
強化剤を混ぜてあるか?
石材との結合部に接着液を使っているかなど。
石の加工にしても、様々な違いがあります。
ただ石を切って、形を作り、磨けばよい
というものではありません。
石には石独特の模様があります。
なるべくその模様が正面を向いたときに
キレイに並ぶように加工するのと、
とりあえず同じ石なら何でもよい、
という加工では、使用する石材の量や、
加工の手間が違います。
専門的な話になりますが、
研磨した後の光沢も違います。
さてさて・・・
ここまで細かく色々言ってきましたが、
それじゃあ結局お墓の本当の価格って何?
となると、同じ石、同じ大きさ、同じ工事
に見えてもまったく違うもの。
である可能性があるということです。
なので、隣の店より安い、
というだけでは、お墓の購入を
絶対に決めてはいけません。
石材加工、工事内容、アフターサービスを
しっかりと見比べましょう。
まとめ
【お墓の価格は内容で判断しよう】