☆中国の墓石
今回のお話は、中国の墓石と題しまして、中国でつくら
れたお墓について勝手気ままに語ってみようと思います。
始めに断っておきますが、中国でつくられている日本の
墓石のお話ですので、中国のお墓の話ではありません。
まず、今日本で販売されている墓石の9割ほどは中国で
つくられたお墓です。
いや、やっぱりほぼ10割かな?
と言うのも、自分の知り合いの文字彫屋さんが言っ
ていた話ですが(文字彫はお墓の加工仕事の中でも一番
最後なので、統計が取りやすいらしいです。)ここ岡崎
でも9割は中国の石でお墓を建てています。
岡崎は石材店がムチャクチャ沢山あって、一応、
石の産地と呼ばれています。
そんな地域でも9割が中国の石ということは、全国的に
見たら、もっと多くの割合で中国の石で墓石がつくられ
ている、と言ってました。
だから、ほぼ100パーセントと思ってもらっても良い
と思います。
事実、自分の住んでいる地域でも、新聞広告や
折込チラシで宣伝しているのは、
中国の石でつくられたお墓ばっかりです。
では、中国のお墓の何が良くて、何が悪いのかといった
ところを、ほぼ、自分の主観で見て行きます。
中国の石の良いところ
☆納期が一定で計算しやすい。
☆細かい細工や、加工が困難な部分も、価格は石の大き
さで決まるので、デザインが凝ったつくりのお墓でも
安く提供できる。
☆石の埋蔵量が豊富(国がデカイッすからね!)
☆働いている人がとても多いらしく、急な仕事でも、
かなり根性入れてつくってくれる。
☆安い
☆かなり安い!
☆とにかく安い!!
☆びっくりするくらい安い!!!
☆信じられないくらい安い!!!!
それでは次に、中国の石の良くない?ところを見てゆき
ます。
★海を渡って製品が届くので、急ぎの仕事でも翌日とい
うわけには行かない。
★製品を運搬するの使われる、梱包用の大量の木材と緩
衝材として使われるスチロール材の処分に困る。
★図面どうりにつくってくれないことが多々ある。
(いつもでは有りません)
★石に何か薬品を塗って、無理やりツヤを出してある。
★石に傷などがあるときに上手ーく、ごまかして持って
くるときがある。(特に黒い石)
★石にムラ・スジ・ボタ(石の組織上、見栄えのしない
部分)などの部位があるときに、薬品を使い上手ーく
ごまかしてくる。
★何かトラブルがあったときに、石を取り替えようとし
ても手元に原石が無い。
パッと思いつくものを網羅してみました。
このほかにもいろんなメリット、デメリットがありますが、
何が言いたいのかと言うと、
「中国の石を使うときは気をつけてください。」
と言うことです。
自分自身は貿易はしていませんので、信頼のおける
商社から中国の石を買っていますが、商社の人自身が
「中国の石はチョンボが多い。」と言っているほどで、
何か事があったら、とにかく取替えますというスタンス
で商売をしていらっしゃいます。
お墓なので、「取り替えます」では済まないこともある
わけで、自分達は普通のお墓は国内の石を使って、
自分自身、もしくは自分が知っていて、
信頼のおける人がつくっているお墓しか売っていません。
オリジナルデザインのお墓の場合は、お施主様のご予算や、
国内の石材には無い感じを、外国の石を使い表現する事が
ありますので、事前にこのような内容を全てお伝えして、
納得いただいて中国でお墓をつくることもあります。
しかし、基本的にはオール国内産を目指していますので、
石屋の知人からは「おまえは珍しい!」と言われています。
実際、中国の石で普通のお墓を頼みに来る人もいますが、
近くに(ほんとに近くです。100メートルくらい?)
中国のお墓を安く販売しているお店がありますので、そ
ちらをご紹介します。(たまに)
高飛車と思われるかもしれませんが、自分自身で責任が
持てず、不安要素が有るお墓を販売する事が怖いのです。
検品しても、向こうも次々とごまかしテクニックが向上
してゆくので、イタチごっこなのです。
もちろん、全ての中国のお墓が良くないとは
思っていません。
むしろ、中国無しでは日本の石材業界自体が
成り立たないでしょう。
しかし、三河の田舎のちっぽけな石屋一軒くらい、
変なこだわりを持って商売していても良いのかなと
頑張ってます。
まとめ↓
【中国の石も良し悪し】