おはようございます。
先週は3件のお墓開きが行われまして、
同じく納骨も行いました。
お墓をつくり始める前に、いろいろと
悩まれて、その末のお墓づくりです。
完成したお墓をご覧になられ、どのお施主様も
納骨時には感慨深いものを感じて下さいました。
お墓に使用されました石は、
どのお施主様もそれぞれ違う石材です。
どの石も、お施主様各々に合った、
良い石を選んでいただけました。
では、結局3名いらっしゃるお施主様の中で、
どなたの石が一番良い石なのでしょう?・・・
「どの石が良い石なのですか?」
「おススメはどの石ですか?」
仕事柄当たり前なのですが、よく聞かれます。
で、実際はどうなのでしょう?
私が好きな石材は、岡崎市で昔から採石され、
今でもお墓用の高級石材として人気のある
” 牛岩みかげ ”です。
深い青味があり、石目は細いのですが、
それでいて見た目もボケボケしない。
石目の細かい石材は、そのきめ細かさゆえに少し離れてみると、
まるで工業製品のように均一に見えてしまいます。
そうなると、本来の石の良さである、
石目が見えなくなってボケてしまいます。
しかし、この牛岩みかげは石目がはっきりしていて、
ボケることはありません。
美しいという表現が良いのでしょうか。
牛岩みかげの宣伝みたいですね。
でもですね、だからと言って、どなたにもこの牛岩みかげが
お勧めかというというと、そうでもありません。
真っ黒い石材が好みの方には、物足りません。
白い石が良いと思う方には、色が濃すぎます。
石の質を最も重要視する方には、牛岩みかげの
吸水率、圧縮強度、見かけ比重などの石材判別の数字は
劣って見えるかもしれません。
しかし、私にとっては一番の石材です。
理由は、私の母、祖父母、そしてご先祖様が眠るお墓は、
この牛岩みかげでつくられているからです。
それだけです。
石選びは、少し乱暴な言い方で表現しますと、
好きなおにぎりを選ぶことと似ています。
おにぎりの具は人それぞれ好みが違います。
鮭、梅干し、おかか、こんぶ、いろんな具がありますね。
食べて体に良さそうなのは、梅干しでしょうか。
安上がりなのはおかかですかね。
私は鮭が好きですが、誰もが鮭を
好きなわけではありません。
うちの子供たちは、しらすのふりかけを混ぜた
おにぎりが好きです。
鮭は食べませんね。
おにぎりは食べてうまいと分かります。
でも石は、どうやって自分にとって良いと
判断すればよいのでしょうか?
私は、その石でお墓が建てられた時に、お墓参りに行き、
心が落ち着く石目であればよいと考えています。
お墓を建てる目的は、頑丈なお墓をつくることではありません。
水を吸わない石を使用することでもありません。
もちろん、メンテナンスの良い石を
探しまわることでもありません。
それらの事柄は、石屋がつくるお墓にとっては
当たり前のことです。
お墓を建てる目的は、供養する ということです。
で、供養するときには、供養する人、される人、
それぞれの心は落ち着き、気持ちの良いものです。
だから、石を見て、心が落ち着き、気持ちよく
お墓参りできる石を選んでください。
わからなかったら相談してください。
どんな想いでお墓づくりに悩まれているか、
お話し下さい。
私たちはただのお墓職人ですが、
話を聞く耳を持っています。
ちょっとでもお話しすれば、
何かつかめるかもしれません。
千里の道も一歩から
さてさて、本日のお墓工事は
常滑市と岐阜県の岐阜市です。
それぞれ8寸角のお墓ですが、
墓石本体を建てる工事の予定です。
雨も上がり、絶好のお墓づくり日和ですね。
今日もお墓づくりに精進します。
感謝