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誰を信じるか

おはようございます。


昨日は、常滑市でのお墓工事、ならびに
岐阜県岐阜市でのお墓工事を行いました。


岐阜市でのお墓工事は、石川県の金沢から
お墓の移転でしたが、無事に設置できました。


残るは、最後の仕上げのみですね。


思い出の詰まったお墓なので、完成を待ち望んでいる
お施主様もきっと喜ばれることでしょう。


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竿石をチェーンブロックで釣り上げています。


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石と石の継ぎ目をシール材で防水&化粧します。


さて、昨日頂いた電話相談から一つおはなしを。


昨日の相談者の方は女性で、すでにお墓があるらしく、
かなり前に建てたそうです。


お亡くなりになられた、御主人のためのお墓だったのですが、
男のお子さんが2人いましたが、未成年だったので、建之者
(お墓に刻む建てた人の名前)は御自身のお名前を刻みました。


で、最近になり墓相屋さん(たぶん占い師の類)にお墓について
相談したところ、名前を刻んでいるのが女性だからダメ、お墓も
狭いからダメ、墓地の場所もダメで広い所に移設しなさい、その他
様々なダメ出しをもらったそうです。


そして、「なぜこんなお墓を建てたのですか?」と問い詰められ、
寺院墓地なので、その墓地のある御住職さまに相談したと
お話ししたそうです。


すると、その墓相屋さんは、

「お寺はお墓の専門家ではない。お墓のことはわかっていない。
 相談するなら私のような墓相のわかるものに相談しないといけない。」

と言われたそうです。


で、そのまま墓相屋さんに言われたとおりに
お墓を直せばよかったのでしょうが、なぜか、
私に相談されました。


私はその相談について、別にお墓を直す必要はないと伝えました。


今まで不都合もないそうですし、
何よりお金もかなりかかるといわれたみたいです。


そのこと(お金)に対して躊躇しているみたいでした。


まあ、お金は大切ですが、そこで躊躇するくらいなら、
お墓は今でもあるわけですし、今までも今の状態で建っていたわけです。


御主人を祭ってから、今まで大切にしてきたお墓です。


突然「このお墓はダメだ!」と言われれば、
人間だれでも不安に思いますよ。


そこに付け込んでくるのが、
そういう人たちなんですよ。


嫌ですよね。


ここで私が何を言いたいのかといいますと、
相談した人が数人いる場合、

「誰を信じるか」

です。


今回の相談者の場合、

お寺の御住職さま、墓相屋さん、石屋の私、と3人いるわけですよ。


それぞれの言い分があると思います。


御住職さまは、宗教家として、供養の最前線に立つ者として、また
墓地の管理者としての責任と立場があります。


墓相屋さんは、墓相屋として、ある意味人気商売なので、
お墓を建てた相談者が、幸福にならないといけないわけですよ。


私はお墓職人として、実際の石の目利き、お墓の構造、
カタチ、デザイン、地震対策、メンテナンスなど、建てたお墓に
責任があります。


誰もが、それぞれの立場と責任、
そして損得があります。


で、今回の損得、いわばお金の話ですが、
お墓を建てなおして得する人は誰でしょうか?


御住職さまは、お墓を移転されてしまうので
損か得かでいえば、損ですよね。


墓相屋さんは、もちろん得ですね。


何というんでしょう?


指導料?で良いのでしょうか。


人によっては300万円以上。


安い方でも50は下らないと聞いたことがあります。


そして、私。


当然、実際に工事を行ったり、石材を加工するのは
石屋の仕事です。


もちろんお金は頂きます。


この中の、誰を信じるかは
自由です。


もう少し話させてください、
それは、お墓についての考え方です。


お寺の御住職さまは、お墓と宗教が
完全に一致しないことくらいわかっています。


その中で、檀家さんやお墓を建てる人に相談されたとき、
どのように宗派の教えや、仏教そのものと融合してわかりやすく
お伝えするかということなのです。


墓相屋さんの考え方は、お墓とはこういうものだ!
という明確なルールを決め、そこに押し込む方法です。


実は、その墓相屋さんにもいろんな流派があり、
少しづつ考え方や行っていることは違います。


私は、お墓とは自由であると考えているので、
決まったルールにあてはめることが好きではりません。


墓相屋さんと、私では、おそらく考え方は間逆。


なぜ私がそう考えるのかといいますと、
お施主様それぞれのお墓づくりには、
そのお施主様とご家族様ごとに物語があるからです。


それを一つの方にあてはめて、皆均一に
お墓をつくることなどできません。


だから、私はお墓をつくるときは自由に
つくってもらいたいのです。


自由といっても、むちゃくちゃなお墓をつくってほしい
ということではありませんよ。


それに、私をはじめ、ほとんどの石屋さんは、
墓相を熟知していますよ。


私も若い時に、墓相をみる占い師の師匠に、
指示していただいた経験があります。


その上で、お墓についてお話しています。


知らないものを批判するのは簡単です。


でも、きちんと学び、知ってから、それでもダメなら
批判する方がよくないですか?


墓相屋さんは仏教の宗派ごとの教義を
どの程度知っていらっしゃるのでしょうか?


地震対策に日夜心血を注ぐ、石屋がどれだけ日本にいるのか
御存じなのでしょうか?


少しでも分かってもらえるといいですね。


さて、本日は刈谷市でのお墓工事。


舞台式納骨室の、少し構造が複雑な外柵の設置です。


なんだか良い天気で、絶好のお墓づくり日和ですね。


今日もお墓づくりに精進します。


感謝。

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