おはようございます。
昨日は、静岡県静岡市でお墓の建立工事を行いました。
私たちが通常つくりますお墓とはちょっと違う、
墓相方式のお墓です。
墓相とは読んでその通り、お墓の相を見て、
吉相のお墓をつくることです。
お墓の相とは、手相、家相などと同じで、
人生を好転させる相をみることです。
お墓の相を見ると言っても、重要なのはお墓そのものよりも
お墓を建てる人(お施主様)、場所、日時、そしてお骨の納め方。
お墓のカタチ自体は、細かく定められた寸法があり、
それを正確につくれば問題はありません。

石材加工の特徴としては、接着剤・セメントなど人工物を
一切使用しないため、全ての石材をはめ込む形で加工します。

竿石にも凸をつくり、上台に差し込まれます。

きれいに立ち並んだ墓石。
お墓を建てる時期、墓地の方位、墓石の方位など、
基本的な情報は、お施主さまの生年月日や住んでいる場所をもとに、
気学をもとにした計算法で算出されます。
墓相方式の場合、お骨の納め方にも特徴がありますので、
どこでも同じように施工できるわけではありません。
一時期は流行った施工方法ですが、
現在ではあまりみられなくなった方式のお墓です。
その理由は色々あると思われますが、現代の墓地事情では制約もあり、
正確に体現できる可能性が低くなったことがあげられます。
墓相方式のお墓の建立は、
今後も減少してしまうでしょう。
しかし、その加工技術は受け継いでゆかなければいけません。
腕が鈍らないうちに弟子たちに伝えなければ・・・・
特に目の悪くならないうちに。
私は目が悪くなったら職人は終わりと思っています。
隙間なく石材を加工してはめ込むには、
極度の集中力を要しますし、何しろ目が疲れます。
目が悪くなったら良い石材加工はできないです。
もちろん、体も加工方法を覚えていますし、手で触る感触も大切。
全体のバランスをみてつくることも重要。
しかし、完成したお墓を見るのは人の目です。
慣れてくると自分の感覚だけで物事を進めてしまいがちですが、
一歩立ち止まって冷静に見ることが大切。
慣れでお墓をつくったら終わりと自分自身に言い聞かせ、
今日も厳しくお墓づくり。
さて、本日は名古屋市の八事霊園でお墓工事です。
岡崎の青石、牛岩(うしいわ)石を使用したお墓です。
品のある趣深いお墓になることでしょうね。
今日もお墓づくりに精進します。
感謝