おはようございます。
今日は雨も上がったので、岡崎の寺院墓地で
古いお墓の撤去工事を行います。
訳あって、7つもお墓が立っている墓地なのですが、
全てのお墓を片付けて、更地に戻します。
今まで大切にお祭りしていたお墓さんたちです。
丁寧に扱わせていただきます。
さてさて、昨日は雨降りでしたので、工場内で石材加工と
接着剤、ゲル状緩衝材、粘着剤の比較実験を行っていました。
やはり同一環境での比較実験は本当に必要ですね。
常に新しい発見と改善の日々です。
その一環を担っているのが、
毎年の墓地でのお墓観察。
矢田石材店ではお墓建立後に、
毎年一回メンテナンス・クリーニングを行っています。
一年で通しますと約400~500件のお墓を
メンテナンスしていることになります。
お施主さまにも喜ばれるサービスで、中々好評なのですが、
実はこれ私たち自身にとっても、非常に大切な活動の一つなのです。
お墓をつくらせていただき、その後の経年で
お墓がいかに変化してゆくのかわかります。
特に、最近のお墓づくりにおきましては、
石材以外の要素が大きく関わってきます。
石材の中でも国内の石材につきましては、
概ねの情報は取られています。
過去数百年の歴史を持つ石材もありますので、
そのような石材は、経年での変化が既に周知の事実として残ります。
興味があるのは、外国から入ってきた石材が、
いかに変化してゆくのか?
石材の性質としては優れていても、果たしてその性質が
お墓として使用された場合にダイレクトに優れていることになるのかどうか。
磨きをかけた際の光沢が非常に優れている石材でも、
その光沢が維持されるのが一体どれほどの期間なのか。
毎年毎年お墓に伺うことで、
その変化を知ることができます。
答えは一つではありません。
ご興味のある方は直接聞いて下さい。
ひとつだけ間違いなく言えることは、
お墓の痛み具合に関しては、石材そのものの性質うんぬんよりも、
外部環境の要因の方が大きくかかわってきます。
例えば、交通量の多い幹線道路沿いのお墓と、
物静かな森林になるお墓では、同じ仕様、同じ石材、同じ工法のお墓でも、
経年での劣化具合は目を見張るほど違います。
また、新幹線などの近くや、踏切近くのお墓は、
特有の特徴が出ます。
そして、墓地の水(井戸水などは特に)によっても、
かなりの影響を受けます。
これらの情報は、毎年の積み重ねでしか得られません。
さらに、近年では石材接着、結合の為、
色々な補強材を使用しています。
補強材製造会社が提出のMSDS(マテリアルセーフティデータシート)のみでは
計り知れないほど大きな変化を見せることもあります。
特にお墓は野外にありますので、太陽による
紫外線の影響をダイレクトに受けます。
接着剤などによる補強は、お墓の耐用年数を考えると
それのみでは非常に危険なこともわかってきています。
使い勝手、経年でのメンテナンス、石材の性質、
まさに墓地はお墓職人の為の勉強の場。
このような機会を与えてくださったお施主さまひとりひとりに、
本当に感謝です。
今日もお墓づくりに精進します。
感謝
===== お知らせ ================
【今あるお墓を大切に、これからのお墓をもっと大切に】
の想いをこめて、「お墓お手入れ教室」を開催します。
日時は平成21年12月19日土曜日午前10時から(2時間ほどの予定)
場所は矢田石材店のお墓体験工場
→愛知県岡崎市大平町字東田潰19‐1
参加ご希望の方は電話で予約して下さい
→0120-336-772
具体的な内容といたしましては・・・
・どれだけそうじしても取れない、黒くへばりついた水垢の除去方法。
・ローソクの燃えカス、香炉についてしまったすすを落とす方法。
・細かくてそうじ出来ない文字彫刻の奥の汚れの取り方。
・欠けてしまった石の緊急補修方法。
・触っただけでグラグラするお墓の補強例などなどです
多くの方のご参加をお待ちしております!